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NETIS 恒久排水補強パイプ(PDR工法)
KT-040081-VE

地震対策工/表層崩壊防止対策工/擁壁補強
河川堤防浸透破壊防止
(NETISへの掲載はすでに終了しています)
内  容
1.道路盛土の豪雨時・地震時崩壊防止工
2.長尺排水補強パイプ実施例(プレ削孔)
3.切土法面崩壊の災害復旧対策工
4.台風来襲時に崩壊を防いだ事例
5.鉄道盛土での実施例
6.はらみ出し擁壁補強実施例(梁付き)
古刹・城壁などの文化財での実施例
7.老朽化擁壁・宅地盛土の地震時補強対策
8.滑動崩落防止用、過剰間隙水圧消散工
9.震度6の地震時に擁壁倒壊を防いだ事例
10.河川堤防の浸透破壊防止工の事例
11.地盤調査法の一例
12.排水補強パイプの打設方法
NJ排水補強パイプ(新型)
補強時の土とパイプの摩擦力に関する資料
打設可能深度一覧表
排水補強パイプ施工要領
積算例(盛土用・切土用)
予防保全・維持管理に関する資料
排水補強パイプの打設方法は極めて簡単なので、どなたにでも施工できます。排水補強パイプには数多くの特許権があり、特許法で保護されていますが、正規品購入者は購入時にその実施権も同時に取得していますので、どなたでも自由に設計・施工できます。見積等のご質問は、販売商社の岡三リビック(株)にお問い合わせください。技術的なお問い合わせは、太田ジオリサーチでもお受けします

台風接近に伴う緊急対策事例
フィリピン付近で大型台風が発生し、その進路予測情報から、建設中の切土法面を守るために緊急的に施工された事例です。法面観察から崩壊の懸念がある側(向かって左)に排水補強パイプが台風襲来前の短い期間で打設されました。見掛け上比較的健全なので対策しなかった右側が、結果的に崩壊しました。豪雨時の有効性が証明された典型的事例です。
崩壊部の排水&補強例
法面からの湧水(パイプ流)を原因とした斜面崩壊対策として利用されています。最近では、工事の設計時に少量の排水補強パイプを組み込んでおき、実際に施工した時の湧水状況によって設計変更するといったことが行われています(京都縦貫道など)。
排水アンカー工的な利用方法
グラウトを使わない工法ですが、土とパイプの摩擦力は相当大きく、鉄筋補強土工(ソイルネイリング工)と似た効果を発揮します。受圧板と組み合わせることによって、抑止工的な利用方法も可能となります。
プレ削孔することにより長尺施工が可能となった例(L=11m)
供用中の高速道路などでは、盛土地盤を緩ませることなく、地下水排除工を行いたいというニーズがあります。長尺の排水補強パイプを挿入する場合には、パイプ外径と同等程度のプレ削孔を行い施工することにより地盤の緩みを抑えます。
鉄道盛土での排水補強パイプ施工例;鉄道では昭和40年ごろから大量に使われている
鉄道は、大量輸送交通なので安全が重要視されます。しかし同時に商用交通でもありますので、できるだけ運行を止めたくもありません。多くの路線で雨量規制が行われていますが、排水補強パイプの打設により規制雨量レベルを大きくし、運行停止期間を短くすることができます。
高速道路切土法面から噴砂があり、排水補強パイプで対応した例
固結度の低い砂地盤では、小さな地震などによってミズミチが変化し、突然湧水が増える場合があります。このような場合には緊急的な対応が必要になりますが、排水補強パイプは緊急対策でも対応可能です。
高速道路盛土法面の崩壊を防止するための排水補強パイプ施工例
盛土法面は、基準等では法面勾配によって安全管理され設計されているものです。したがって、勾配さえ緩くしてあれば「崩れないはず」の土構造物ですが、実際には盛土内の透水性の不均質さによって崩壊することがあります。対策例は多いのですが、「ちゃんと設計し、ちゃんと施工すれば、崩れないはず(ことになっている)の人工土構造物」なので、排水補強パイプで対策したことが表に出ることは多くありません。
大規模盛土造成地の谷埋め盛土への排水補強パイプ施工例(施工直後の震度6地震で被害を防止した)
背面の排水不良によって常時でも変動が進行していた擁壁に、排水補強パイプを打設し変動の進行を止めた現場です。施工の数カ月後に深度6弱の地震が起きました。その際変状が発生せず地震に対しても効果が確認された事例です。
道路のブロック積み擁壁に施工された排水アンカー工(排水と補強の両効果を見込んだ使い方)
道路沿いなどに大量に使われているブロック積み擁壁ですが、当然コンクリート製品ですから老朽化してきます。また水抜き孔はブロック背面までしかありませんし、粗い施工の場合胴込めコンクリートで水抜き孔が塞がれている場合もあります。今後一斉に老朽化が始まる大量のブロック積み擁壁を長持ちさせるための工法です。
文化財の補修・補強を景観に配慮しつつ実施
文化財の擁壁はたいてい空積み擁壁です。古都などの擁壁も空積みであることが多いです。景観を損ねず空積み擁壁を補修・補強するのはなかなか大変です。背面地盤を補強・一体化させ、表の石積みをどちらかというと化粧的に活用するということで解決される場合場あります。
盛土宅地に縦横に打設した排水補強パイプ例(大地震対策として施工;NHKの「あさイチ」でも紹介された)
地震のことを考慮せず造られた盛土・擁壁は、残念ながら大地震時に崩壊する可能性が高いです。場合によっては「滑動崩落」によって地すべり的な横移動を引き起こすこともあります。その事態を避けるための工法です。このお宅では、昼間にお年寄りが一人で家にいて傍についていることができないので、その間に崩れたりしないようにという想いで対策されました。
河川堤防の浸透破壊防止のために利用(LPD工法;新聞数紙で紹介)
河川は氾濫して土を満遍なく平野に撒くのが本来の仕事ですが、人間の都合により現在は流路が固定化され、さらに堤防はどんどん高さを増しています。このことによって堤体内を浸透する水が崩壊を引き起こし、決壊する場合があります。その「浸透破壊」を防止するための、安価で簡易で施工時期を選ばない工法として利用されはじめています。水位計を設置して、対策効果も検証されています。
NJ排水補強パイプ
NJ排水補強パイプ(PDR-NJ)は先端コーンを強度の高い別部材とし、硬質地盤でも打ち込み可能としたものです。また作業性を良くするために、定尺1.20mの部材をネジ継手で継ぎ足しす形式としました。これにより、ライトバンにも容易に積んで移動することができます。


流末処理

標準的な打設ピッチ(道路・鉄道盛土)

震害対策
地震対策に利用可能なPDR工法、サビレス管排水タイロッド工法
土は不均質で、様々な要因で、様々な変形をします。このため、単純化された仮定や、ある一つの効果のみに着目した解析ではなかなかうまく現象を説明することはできません。実際に実験や、施工事例の検証によって効果を確かめるということが排水補強パイプでは行われています。
 

研究履歴:東海道新幹線の盛土区間に斎藤迪孝先生らが適用したのが最初(東海道新幹線には100万本以上が打設されている)。その後、十勝沖地震を契機に地震対策としても研究された。
 
設計基準・計算例
 ・排水補強パイプ(PDR)、 ・堤防用パイプドレーン工(LPD)
については、太田ジオ(担当 太田)までお問い合わせください。
サビレス・排水補強パイプのお問い合わせは、岡三リビックにお願いします
岡三リビック(株)関西支社
担当 木内
TEL 06-4707-7010(代表)
FAX 06-4707-7011
〒541-0042 大阪市中央区今橋2-3-16
 岡三リビック(株)本社
担当 石村・玉城
TEL 03-5782-9080(代表)
FAX 03-3450-5390
〒108-0075東京都港区港南1丁目8番27号
日新ビル10F

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